子育て・節約 In アメリカ 

~英語も頑張るぞ!~



 

* 股関節脱臼 !?


私とエミタンの体験談です。

足に異常があるといわれてから、完治するもまでのものです。



 

    今まではダーリンも娘が心配だったらしく病院へ行くときについてきてくれてたのですが、
 仕事も変り、そう簡単に抜け出せなくなったので2ヶ月検診から私が娘を一人で
  連れて行くことになりました。

 日本ではお母さんが娘を検診に連れて行くって普通ですよね。
 でも英語のわからない私にはアメリカで一人で連れて行くということが、かなり 不安 でした。

    不安は的中、ドクターの言っていることの半分はわからず 、想像の世界でした。
 一般的なチェックをした後、なんども丁寧に、足を開げたり閉じたりしていました。
  そして、足がおかしい
  と一言。

   その一言で私は固まってしまいました
  英語がわからない上、何か異常があると言ってる、ドクターを目の前に呆然としてしまいました。
  ドクターは本当に親切な方で私にわかるようにゆっくりと話してくれました。
  そして途中何度も鋳Are you all Right? 鋳と尋ねられました。
  あまりその時のことを覚えていませんが、
   きっとかなり動揺していたと思います。
  ドクターは私を気を使ってか、そうシリアスな問題ではない、でもほらね、
   足が蛙みたいに開かないでしょう。
  エコーでちゃんと体の内部をチェックしてみましょう。
 と言っていました。

   そして、だーりんに足についてのメモ書きを私に渡してくださり、もしなにか聞きたいことがあったら
  いつでもダーリンから電話してきてくださいとまで言って下さいました。
  エコーを取るのは1週間後 の予約だと受付で言われ、そのまま家に帰ってきました。
  でも何か異常があって調べるのに1週間後ってどういうこと!
    こっちはかなり不安なのに。
  ということで受付に連絡し、その気持ちを伝え、もっと早く出来ないかと尋ねると、
 明後日
空いてるよって言われました。
  だったら初めからその日にしてくれればよかったのに。
  そんな愚痴はもちろん英語では言えず、ありがとうと言って電話を切りました。

    それからエコーの日までは本当に不安で、インターネットを調べ、 股関節脱臼 という文字が
    浮かびました。
  そして、その病気が女形で遺伝 することを知りました。
  そういえば、私のおば はびっこをひいていて、子供のころから障害者だったって聞いてるけど、
    病名は?突然、はっとしました。
  そしてすぐに母に確認のメールをすると、母もおばの病名を知らず、
    母は姉(私のおば)に聞いてみると、股関節脱臼 だと答えが返ってきました。
  しかもかなりも昔のこと、おかしいと思いながら病院へ行ったのは5歳の頃でその頃
   定期検診というものもなく、股関節脱臼の知名度も低かったそうです。


     それを聞いた時、確か、生まれたときから検診するたびにドクターは身内に Backに問題が
    ある方はいませんか?
  と私に聞かれていました。
  そのたびに、NO と答えていました。
  Backは背中 だとばかり思い、それからびっこを引くなどと言うことは想像もしませんでした。
  自分の英語力のなさがこれほど、悔しく、大変なことなのだと思ったことはありませんでした。

    そして、エコーの検診の日、病院へ行くと丁寧に超音波技師が両サイドの関節を
    チェックしてくれました。
  結果は股関節脱臼ではない 、骨には何の異常もない、大丈夫だと言うことでした。

    ほっとしました。でもその後にすぐ、疑問がわきました。
  骨には異常がない、でも向かって左側の関節は私が手で力を加えても開かない、股関節脱臼特有の
 太ももにしわもある、足の長さも1センチ以上違う。
  っていうことはどこかがおかしい。でも理由がわからない。
  理由がわからないほど不安なことはありません。
  もう一度、ドクターに電話して、娘を見てもらうように頼みました。

    ドクターは診察の後、このエコーの写真からは異常は見られない。大丈夫だの一点張り。
  しばらく様子を見ましょうと言われました。

    毎日、インターネットで股関節脱臼の事を知らべ、日本の病院機関のホームページから
  メールで娘の質問をしたりしました。
  答えは、アメリカは最先端技術の国です、ドクターのいうことを信じてください。
  エコーで骨を見て異常がないというならば股関節脱臼の疑いはありません。
  と返ってきました。

    それでもやっぱり理由がわからないことが不安になり、再度ドクターにしっかり
  見てもらうように頼みました。
  そうするとそんなに不安なら専門の病院を紹介するといわてました。
  どうして初めからそうしてくれなかったのだろ?何度も言わないと異常があってもほったらかしなの?
  と言いたかったけど、やぱっり英語ではいえず、そのまま帰ってきました。

    紹介された病院は自宅から90マイル(140㎞)も離れたところにありました。
  子供専門の整形外科医がそこにしかいないのだと思い言ってみると、ただの一般の
 整形外科
でした。
  ただその病院はかなり有名らしく、田舎町にあるのにかなり大きく、たくさんの患者さんが
 いろんなところから来ている感じがしました。

    そこでもまたレントゲンを撮り、足も念入りにチェックされ、結果は、股関節脱臼ではなく、
 関節部分の筋肉が縮んでる
  そのために足の長さが違ったり、関節が開かなかったりする。
  これはたまに先天性であることです。でもそんなにシリアスな病気ではなくて、
 装具(リーメンビューゲル)をしばらくつけてると直るよ。
  障害はまずのこらないでしょうと言われました。

    理由が3週間ぶりにわかりほっとしました。
 リーメンビューゲルをその場で付けられ、お風呂の時以外は絶対にはずさないこと、
 2週間後にまた来てください。といわれました。

    足が動かせなくなったエミタンはそれから10日ほど、起きている間は私が抱っこしないと泣き続けました。
  エミタンが寝ている間にまたインターネットで調べ、日本でも股関節が縮んでいると言う例はあるようで
 そのページなどを読み、まず障害はのこらないだろうと言うことを知りました。
  インターネットさまさまでした。
  こんなにインターネットが便利なものだと始めて知りました。

    精神的には理由がわかり、落ち着いたもののそれからしばらくは体力との格闘でした。
  エミタンは一人では夜寝れなくなり、抱っこをしないと泣くので、エミタンを抱っこしながらソファーで
 1週間夜を一緒に過しました。
  まだ母乳を上げるのも3時間おきの時期だし。本当に辛かったです。
 
   その上、ダーリンが膝の手術 をし、自分ではベットからも降りられないのに手術後自宅療養。
  アメリカってなんて国だと思いました。
  日本なら1週間以上確実に入院してるはず。
  その手術はエミタンが装具をつけて3日目のこと。
  これからこの二人の介護一人で介護すると思うと、気が遠くなる思いだったけど、
 人間その場に立たされるとできるもんですね。

   エミタンにおっぱい上げるのに片手で抱きながら、片手でダーリンのトイレに行くのにベットから
 おろすのを手伝うと言った感じでした。
  なんで我が家のダーリンはこうも子供みたいに待ったが聞かないのか。。。。
  けがもかなり痛いらしいので、あまり文句も言えず、(文句は言っていました。ハハハ)
  1週間がすぎました。

    この頃からエミタンも装具をつけていることになれたらしく、 足をサイドに蹴る ことを覚え、
 楽しそうに毎日外側に蹴っていました。
  そして、だんだん一人で寝れるようになりました。
  ダーリンもまだまだ手はかかるものの自分でベットからおきてトイレにいけるように
 なったのでかなり楽になりました。

    2週間後の検診の日。
  結果はだいぶ開くようになったけどまだ完全じゃないので夜だけあと2週間つけていて下さい。
  昼間ははずしてても言いと言われました。
  うれしかったです。
  その帰りから、ドクターが装具をはずして良いと言うのではずしてかえりました。
  エミタンはうれしそうにキックしていました。

    そのまた2週間後、検診でドクターは足をチェックし、完全に開くようになったので大丈夫です。
  と言われました。
  もう装具をつけなくてもいいし、障害がのこることもない でしょうと言うことでした。
  ただ装具をつけて筋力も普通の赤ちゃんよりも弱っているので立ったり、歩いたりするのは普通より
 遅いでしょうと言われました。
  遅くたっていいよ、普通に歩けるようになったらそれでいいよと思いました。

    そんなドクターの予想はよそに、エミタンは普通より早く、7ヶ月にタッチ、伝い歩き、8ヶ月前には
 最初の第一歩を歩き始めました。
  びっくりでした。
  きっと装具をつけている間に横けりをして筋力をつけてたのでしょう。


    後日知りましたが、母もインターネットでいろいろ調べてくれていました。
   そしておばも自分の病気が姪の娘に出ているかもしれないと不安でいろんな人に
  話を聞いていたらしいです。

   母は自分の家系の遺伝でエミタンが辛い思いをするというのがかなり辛かったらしいです。
  先天性の病気で自分自身を攻めてしまうお母さんは多いと思います。
  でも私の調べた限り、母親のせいではありません
  誰のせいでもありません。
  私たちのお腹の中で命が宿った時にもうすでに先天性の病気の 運命 は持っているそうです。
  だから、私はこれは、子供と私たち親が神様から授かった試練なのだと思いました。
  強い子だから、神様が試しているのだと。

   人は幸せも不幸せも平等に持っているといいます。
  それを平等にするために神様があえて試練を与えたのだと。
  だから気持ちの上で克服できた時にきっと何倍もの幸せがあるのだと思います。
  不安の中にいるときは、何で私がって思うことも多々あるとおもいます。
 
    でもこの娘の病気でかなりまわりにはいろんな病気やけがと戦っている人がいるのだと知りました。
   アレルギー、ぜんそく、その他の病気。
   なにもない健康体の子供のほうが少ないのかもしれません。
  
   この病気で命の大切さ、子供を育てていく責任感の重さ、親の子供に対するいろいろな
  不安を始めて知りました。
  きっとこれからもっといろいろな事があると思いますが、エミタンが幸せに生活できるように
  祈るばかりです。

  
   現在、日本では3ヶ月検診の時に股関節脱臼の検査があります。
   そしてハイハイをする前に見つかり、治療をするとまず障害は残らないそうです。



 

                                                             


私がインターネットでいろいろ知ったように私の体験談が誰かの役に立てると幸いです。



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更新日:2005年8月28日

 
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